2015年度シンポジウム

2015年消費者月間記念シンポジウム

「みんなでつくろう!消費者が主役の社会」シンポジウムを「晩ごはん 何にしますか? ~食生活から考える消費者市民社会~」をテーマに高橋久仁子氏をお招きし、ピアザ淡海大会議室において開催しました。
開催にあたり、土井理事長より氾濫する情報や広告に惑わされず消費者がどのような消費行動をとるかが重要と話されました。

 

来賓には、消費者庁・板東久美子長官が来訪され、消費者が正しい消費行動をとることによって社会を変える大きな力を持っていること、被害にあわないだけではなく消費者一人一人が主体的に合理的な判断ができるような力をつけていくこと、ネットワーク作りの重要性などを話され、今後の活動に生かしてほしいと結ばれました。
 
高橋久仁子氏の講演では①横行するフードファディズム②マスメディアとフードファディズム③健康食品の問題性④特定保健用食品の「効果」⑤キャッチコピーの行間は読まない⑥読むべきは栄養表示⑦食の安全を脅かすことは⑨「ふつうに食べる」とは、をテーマに毎日健康に過ごすために大切な“食生活”という習慣のなかで、食材の購入や栄養の摂取における正しい理解と、商品を選ぶときの知識などについてお話いただきました。                         
パネルディスカッションでは、①消費者の購買行動について②食品ロスと商習慣(1/3ルール)について③適正表示と適正広告について④フェアトレードの取り組みについて⑤買い物ごみの減量とマイバッグ持参運動についてを、消費者と商品を提供する側からの意見を交流し、課題と展望を議論しました。